第1節 マンチェスターシティ

○新生アーセナルの初陣!両チームのスタメン。

 昨季勝ち点100と荒稼ぎしたマンチェスターシティとの試合です。
 補強はマフレズだけと例年に比べて大人しいオフシーズンだったようですが、正直補強する必要がなかったという印象。

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スタメンはこんな感じでした。

 シルバは負傷中、デ・ブライネ、オタメンディ、コンパニといったW杯に出ていたスタメン組を温存しているが、ベスト4までいったイングランドスターリングはスタメン、ドイツ代表に落選したサネは控えという陣容でした。

昨季と違う点はシーズンをほぼ棒に振ったメンディと昨季から移籍が噂されていたマフレズがスタメンだったということですかね。

 一方、ヴェンゲルの長期政権が幕を閉じ、新生エメリアーセナル

今年は例年になく移籍市場で早く動き、パパソタソプーロス、グエンドウジ、リヒトシュタイナー、ルーカス・トレイラ、レノらを補強した我らがアーセナルのスタメンはこんな感じ。

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 新戦力のグエンドウジ、パパさんがスタメン。

コラシナツとモンレアルが怪我でウェルベックの起用も予想されていた、左サイドバックには昨季もちょこちょこ出てたメイトランド・ナイルズがスタメン出場でした、ウェルベックサイドバックも見てみたかったです。

16ー17シーズンで右サイドのスタメンだったラムジーがサイドかと思いきやエジルが右サイドでした。

GKは新加入のレノ、プレミア屈指の実力者チェフ、コロンビア代表守護神オスピナと激戦区でしたが、昨季同様チェフがスタメンでした。

 

 

 

○新生アーセナル対王者シティの試合の行方は…

 

0ー2で敗北…。いやー点差以上に実力の差を感じた試合でした。

今年も偽サイドバックが健在でしたわ。

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  攻撃時にはスリーボランチみたいな形になって、アーセナルの2列目がその3人を見る感じになり、ウィングが完全に1対1になるというペップお得意の戦術を今年もやってました。

アーセナルボランチのグエンドウジとジャカがどこを見たらいいのかわからないみたいな形になってしまいましたね。そこからさらに…

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 アグエロが落ち気味でボールを受けてセンターバックがつり出されて、サイドバックの意識が内側に向かざるを得ない形になり、サイドに開いたスターリング、マフレズに裏を取られるというシーンも目立ちました。

そこからさらにマフレズとベルナルドシウバが流動的にポジションチェンジしたり。

メンディ、ウォーカーがオーバーラップかましてきたりとまぁ攻撃が多彩。

 一方守備でもシティは切り替えがはやい、ほんとにはやい、中盤のボールを奪い返す意識が高い。ツータッチ以上したらボール取られちゃうって感じだった。常に守備でも数的優位を作られてしまう状況でした。ほんと強い。

 

○エメリアーセナルの良かった点と改善点。

☆良かった点

 

・ 前線からのプレス

   

 昨シーズンは良くサンチェスや、チェンバレンが単独でプレスにいき

「おまえらなんでプレスかけねぇんだ!」

みたいなシーンをよく見ましたが、全体で前から取りに行こうという意思が見えた気がします。ラムジーをトップ下で起用していたのもそういう意思があったんじゃないかなと思います。

 

・トレイラ

  途中出場となった新加入のウルグアイ代表トレイラ、ボールを奪うわ、パスコース読むわ、ドンピシャの裏へのパス出すわほんとに上手くないっすか?次スタメンですよね?エメリさん?

 

リヒトシュタイナー

 最近のアーセナルにいなかった吠える人、チームに喝を入れられるタイプの選手はずーっといなかったので、そういう精神的な面でも期待できるし、そんなにやったことないらしい左サイドバックも器用にこなしてたし、

ユヴェントスで勝ってきた人なんだなぁって印象を受けた。

 

 

☆改善点

 

・前線とボランチより後ろの間延び。 

 

攻撃でも守備でもまぁ間延びがひどかった。

守備ではプレスがかからない(シティ相手だから仕方ない面もあるけど…)

攻撃では前線の4人が速い攻撃をしているのに押し上げがあまりにも遅く攻撃が単発に終わるといったシーンがとても多かった。

 

ボランチの判断の遅さ。

 ジャカはある程度フリーの状態からだといいボール蹴れるんだけどプレスの早いチームだと途端にダメなジャカになってしまう。ロングボールだけじゃなくリズムを作るようなショートパスをもっと出せるようになってほしい。

 グエンドウジはまだ19歳だし、新加入ということもあるかもしれないが受けての状況を考えないパスが多かった印象。

ボールを奪取するセンスはありそうだった。

 

総括するとカソルラおじさんが恋しい。

 

・チェフでいいのか

 シュートストップは本当に素晴らしいし、今までの実績もすごい。でも、足元のなさで自分からピンチを作ってしまっていること、ポゼッションをする上で足手まといになってしまっていることも事実…。

チェフが守護神で考えるなら裏抜けが得意なオーバメヤンみたいなタイプじゃなくジルーみたいなポストプレイヤーが必要、しかし今のアーセナルには彼はいません。

そう考えると、レノは一定水準の足元の技術はあるらしいので、レノのがいいんじゃないかなぁ、とりあえずもうちょっと試してくれないかなぁと思いますね。

 

○総括

 まぁまだ、38/1ですからね!

監督も22年ぶりに変わったわけだしね!

まだまだ時間はかかるだろうけど、とにかく変化の年になるだろうし、楽しみだよ。

次節は宿敵チェルシー、向こうも監督変わったばっかだし、どういうサッカーしてくるのだろう。

次節はもっと簡潔に文章書きたい…笑